つまり、僕が学園長代理である
花宮先生に求めているのは、
学園側の援助。
「そりゃあ、明日から君たちには自分の性別を偽って生活してもらうよ?けど…元はこっちのミスだから、学費免除と着替えとか性別がバレそうなことがあったら助けるよ。それだけじゃダメかな?雪見ちゃん」
「ぼっ僕はそれだけやってもらえたら大丈夫です」
にこやかに『ちゃん』付けされて
僕、イライラしてなんて…
花宮先生を鈍器で殴ろうなんて
僕1ミクロも思ってないからね!
「あんまり聞きたくないけど…神楽くんは?」
「納得いかないわ!追加要求でENOKIブランドの新作を毎月送ることと無事にバレずに卒業したら500万円ちょうだい」
「ハァ…やっぱり金と服の要求?」
やれやれと花宮先生は呆れていた。
