気になる…ねんけど、私は違う話を切り出した。



「昨日は嵐で大変やったよな!」


「でも警報でて、学校なくなったじゃん」


「そうやねん!それでなー…」





私は昨日の話をした。

3人で大笑いしていると、啓が戻ってきた。



「何そんな笑ってんねん。」

啓…。

ふったのは分かってても、気になってまう。



なんて言ったのか…とか、なんて言われたのか…とか、どう思ったのか…とか。


「昨日の話ー。」


「ああ、あれな…バリ疲れたわ。」



げんなりして言う啓がまた面白くて、皆で笑った。


気にし過ぎも変やんな…。


そして放課後…






「美緒、帰るで。」

「うん!」


久々に一緒に下校や!



…と言っても、晩御飯を作らないとあかんから、スーパー寄って帰るだけやねんけど…。



「あれと…これとー…。」


2人で食材を取っている時、後ろから声がした。



「あらあら、新婚さんみたいねぇー。」



えっ!?

突然知らない人に言われ、ビックリした。



なんか、は…恥ずかしい。


横の啓も少し顔が赤かった。



「…。」


わまりからはそんな風に見えるんかぁ…。


ちょっと嬉しいけど…。




それから2人で家に向かって歩き出した。