それから昼飯も食べ、徹兄ちゃんを含めた酔っぱらい達は徐々に目を覚まし始めた。
そして、美緒と玄関までお見送り。
「世話になったなー」
本間な!
「また来るねー!」
もう来んな。
「妹ちゃんの夢みたよ可愛かった。」
バキッ!!
あ、うっかり殴ってもた。
「いってぇ…。」
「美緒に二度と触んな。」
最後にちゃんと言っておかねぇとな。
「彼氏君は暴力的だね。」
うっせぇ。
さっさと帰れ。
自分でも最低な見送りだとは思うけど。
俺はあいつ等が見えなくなるまで睨み続けた。
「啓…。」
美緒は俺を気遣うように、顔を覗いてきた。
「やっぱ許せへんわ、あいつ等。」
3人がちょうど見えなくなった瞬間、まだ遠くを睨み付けながら美緒に言った。
すると横で美緒は幸せそうに笑った。
「…啓がいてくれてよかった。」
あー、もう。
「そういう事、今言うの禁止!」
「あはは、啓、顔真っ赤やん。」
「うっせ。」
そう言いながら美緒の手を握った。
そっと優しく
大切に
大切に─…
そして、美緒と玄関までお見送り。
「世話になったなー」
本間な!
「また来るねー!」
もう来んな。
「妹ちゃんの夢みたよ可愛かった。」
バキッ!!
あ、うっかり殴ってもた。
「いってぇ…。」
「美緒に二度と触んな。」
最後にちゃんと言っておかねぇとな。
「彼氏君は暴力的だね。」
うっせぇ。
さっさと帰れ。
自分でも最低な見送りだとは思うけど。
俺はあいつ等が見えなくなるまで睨み続けた。
「啓…。」
美緒は俺を気遣うように、顔を覗いてきた。
「やっぱ許せへんわ、あいつ等。」
3人がちょうど見えなくなった瞬間、まだ遠くを睨み付けながら美緒に言った。
すると横で美緒は幸せそうに笑った。
「…啓がいてくれてよかった。」
あー、もう。
「そういう事、今言うの禁止!」
「あはは、啓、顔真っ赤やん。」
「うっせ。」
そう言いながら美緒の手を握った。
そっと優しく
大切に
大切に─…

