俺は待っている間に、段々眠たくなってきた。


そして美緒が帰ってくる頃まで寝てしまっていた。



ガチャ…


「ただ…まー…。」


微かに聞こえる美緒の声。
でも眠たくて返事をしなかった。



すると…




ガタガタッ!!


「きゃあ!!やっ…やめてや!待って!!」



ガバッ!



みっ…美緒!?



俺は飛び起きた。




すると、視界に飛び込んできたのは酔っぱらいに押し倒されている美緒。



俺は無我夢中でそいつに飛び掛かった。


「何してんねんっ!!!」


「うっ…。」


そいつを殴り倒した後、美緒に抱きついた。


「け…い…。」


「……。」


勢いだけで体を動かしたから、息が上がりすぎて返事ができなかった。


美緒の声が震えている気がする。


俺はいつもより、きつくきつく抱き締めてやった。


そのまま1分ぐらい動かなかった。



…震えが治まってる。

よかった。



さっきの酔っぱらいはまた寝てしまっている。




美緒に触れていいのは俺だけや!!


勝手に触んな!


「俺、今から絶対寝ずにお前見守ってるから、安心して飯つくれよ。」



「…ありがとう。」



寝ちゃっててごめんな。


この時、ちょっと自分に腹がたった。