突然のキス。
俺の頬にした。



「え…美緒…。」

俺はあまりにも予想していなかった事が起きたから、顔が真っ赤やと思う。


でも、それを見た美緒も真っ赤。

「っ…!?自分で癒してって言っといて、なんで赤くなんねん!」






なんで怒ってんねん。

意地はってんのか?


可愛い…。

やっぱ美緒には敵わへん。

「べっ…別に赤くなんかなってへんわ!」


分かっててまた意地をはる俺。


「なってる!」


そうや、なってるわ。

そもそも赤くなるなんてお前がらみしかないからな。

「お前だって!!」

俺も負けじと言い返す。

それがだんだん面白くなってきた。


「…ぷっ。」

「あはは!俺等アホやん!」

そうして2人で笑い合った。

今日は月曜日。


俺は美緒と楽しみにしていたドラマを見るため、テレビをつけた。



「あ、やってる。美緒!こっち来いよ。」


「あ、うん。」



俺はソファーに座ってポンポンと自分の隣を叩いた。

すると美緒はちょこんと座った。





なんやねん…

もうちょい近寄るとかせえへんのか?



「美緒ー。」


「えっ!?な、何なん!?」



ぷっ…

なんや、照れてただけか。
マジ可愛い




俺は勢いで美緒を抱き寄せてしまった。