「おはよ!啓!早く起きてや!!」

「んー…無理。」


「は!?ちょっ…。」


相当疲れてんねやろな…。
いつもならSっ気たっぷりにおちょくってくるのに。


…って!

私、今かなり変な事考えたかも!?


は…恥ずかしー…。




「しんどいん?起きられへん?」


「んー…。」



返事すらしんどいんか…。

「わかった。じゃあ、さっ君とか、南達のお土産は渡してくるね…。」



啓がいないとか学校つまんらへん…。

でも、しょうがないか…。



ガバッ!!



!!?!!



「あかん!俺も行く!!」


いきなり飛び起きた啓。



び…ビックリした。

なんでそんな焦ったような顔したんやろ…。


「美緒っ!行くで!」

「はーい!」


私達は走って家を出た。

そして、行く途中で直哉君に会った。


「あ!美緒ちゃーん、おっはよ!」



「あ、オハ…」



ぐいっ

いきなり啓に腕を引っ張られる私。



「はよー、直哉。」

「なんだよ。相変わらずだな…、美緒ちゃんへのスキンシップ許してくんねーの。」


「当たり前や!俺等付き合ってるかんな。」

「えぇーー!!?うそやろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?!」



な、直哉くん…知らなかったんや…。