「ん…。」

あれ…ここ何処?


見慣れない天井が映り少し驚く。



「おはよ。」




ビクッ!!




啓や…!
そっか。

今、旅行中やったんや。



「おはよー…。」

私の隣で寝てる啓はすごく嬉しそうな顔してて…



照れくさくなった私は寝起きで重たい体をゆるゆると動かした。



「え、もう起きんの?」


「ふぇ?」



ぐいっ




トサ…






啓に手を引っ張られてまたベッドに倒れ込む。


ち…力抜ける。



眠たいからまた寝転がってしまった。



「時間大丈夫なんかな…。」


「まだ後飯まで1時間半あるし、大丈夫やって。」

「そっかぁ…眠い。」



「おい、寝るなよ?」

「へ?…何で??」








チュ






「今からやで?」





「……。」







………は!?




私が何も考えられていない間に、数えきれないくらいのキス…




と時間が長すぎて分からないハグ。





…啓、調子乗ってるな…。