そう言いながら、動く啓の手つきがなんか…

でも気持ちいいし…


「ふぁ…。」

気持ちよすぎて声が出る。


「…あんまそういう声だすなや。」

呟きを言う啓。


それを聞いて私は急に恥ずかしくなる。


「もっ…もういい!」


思わずその場から逃げようと、体勢を起こしてベッドから降りようとした時…




ぎゅ…





…え?



啓………?






「も……我慢…できへん…。」



「え……。」



啓の手が私の服のボタンに触れる。



…う。

なんか雰囲気に任せて抵抗できへんわ。


もう…ええか。

皆の大半は経験してるっぽいしなぁ。


「…。」



私は黙って啓に身を任せていた。


怖くないと言ったら嘘になるやろけど。



段々服がはだけてくる。



…やっぱ怖い。


……でも







どうしよ…。



やっぱこのまま…

いや、…




でも!!


たくさん悩んだ。


気がつけば私は啓に押し倒されている。


「あの…啓?」

「……。」

反応がない。




やっぱり怖い…!!!




カタン…




ビクッ!?


窓が風邪で揺れて音が出た。

その後も私の体は無意識に震えていた。



「あ…俺…。」