「わ…わかった。」

私は恐る恐る啓の上に乗った。


「うわ!やっぱお前軽いなぁー。ちゃんと飯食べてるんか?」

「失礼なっ!食べとるわ!」

言い合いをしながら、マッサージをする私。


「あ!!そこっ!バリ気持ちええゎ。」


啓、おっさんみたい…。


「くーっ!」

私は啓の反応を面白がりながら、手を動かした。


それから数分…


「あー!気持ちよかったわぁ!!」

「よかったな。」


啓は体を起こして私を見るなり、ニヤッと笑う。


その顔はまた意地悪な顔。


「な…何?」


嫌な予感…

すると…



グイッ!!





!!?!?


「な…なっ!?」




私はビックリして声が出ない。

だって…今私また押し倒されてるし。


そんな私の上にいる啓は私の反応を見て、面白そうに笑う。


「ど、どいてや!!」

「いやだー。」


うっ…

顔近い…。



「美緒がマッサージしてくれたんやし、俺もしたるわ。」



……。

はぁ!?


私は思考回路停止状態。


「何処触ってほしい?」

「啓、聞き方エロいって…。」


「は?何考えてんねん。そんなん言うお前こそエロいやん。」