「どっちで寝る??」


ガクッ…。



なんじゃそれ。
今の緊張返せ…。



「えーっと…。」

ふとベッドを見る。




え…うそやん。

ダブルベッド!?


一つしかない!!




唖然として固まる私を見て、啓はニヤッと笑う。


「で、どっちにすんねん。」



グイッ!!


「きゃっ!?」



ドサッ



!!!?!??






啓に腕を引っ張られた私は、ベッドにいつの間にか倒れ込んでいた。



私…啓に押し倒されてる?



「ちょ…啓!?」



私の顔は真っ赤やと思う。


「どっちで寝るか聞いとうだけやん。」



ダブルベッドでどっちでねるかとか、どーでもええやんかぁ。



「そ…そんなんどっちでもっ…!?」




話してる途中で啓の唇が私の口を塞ぐ。



両手捕まえられてるから、抵抗できない…。




「ん……け…いっ!!?」




ビクッ!!?





うそ…やろ?


「ちょ…と、何処さ…わって…!!?」




啓の手は片手で私の両手を掴み、もう片方の手が私の胸の辺りにある。



このままやと、もっと抵抗できなくなってまう!!