ニヤニヤしてるし…。


「うっわぁ…。キレー…。」
しばらく歩いて波打ち際についた。



バシャッ!



「ぶっ!?」


いきなり水が飛んできた。

「アハハッ!アホやろ、ぼけーっとしとるからや!」

「け・いっ!!」



バシャッ!



「うわっ!?」

高2でありながら綺麗な海辺で水のかけあい。


2人で盛り上がってはしゃいでる時に後ろから奈々達の声がした。


「美緒、啓!」

「あ!奈々と英二!!」


私は大きく手をふった。

それを見て、奈々が振り返してくれる。


「あのさ、ビーチバレーしない?」

「お!えーやん。やろうや!」


みんな賛成して、2対2で勝負する事になった。

男女で分かれると不公平やから、私と啓、奈々と英二という組合せとなる。



4人で人が少ない場所を探して歩いていた。


「あ、ここでええやん。」

私が言って場所が決まり、真ん中に線をひいて、試合を開始した。


専攻は奈々チーム。





バシッ!



「ぅえ!?」

「へっ!?」


私たちは変な声を出して驚いていると、


「英二すごーい!」

線を挟んだ横で奈々が拍手をする。