華子は以前から悩んでいた。

行き過ぎたボディータッチは付き合う前からあったが

それを続けていい訳はない。


今の二人の関係上一番気をつけなくてはいけないことは

“誰にも悟られてはいけない”


ということ。



しかし事実牧田はやりたい放題なのだ。


愛故になかなか言えなかったことだが

愛故に言わなければいけないことだ。


いずれは話し合わなければと思っていた……。




ふと眺めた窓の外の見事な夕日は

華子に何かを伝えようとしているかの様だった。