もう少しで待ち合わせ場所に着くや否や はっきりと自分を映してくれないガラス達に不満がよぎって 最終テストとして、 斜め掛けの麻のバックから 十分に自分を映す鏡を取り出し やっと点検済みの判を押した。 そして時間の確認だ。 向こうが先に店の中に居る約束をしてあるし 今日華子は自分の誕生日の前祝として来ているのだから 自分が先に入って待っているというケースはちょっと避けたい……。 しかし、そんな心配も要らず待ち合わせの18時ぴったりだった。