華子はカーテンの間から彼を眺めつつ、畳んだ携帯電話を何度も開き、同じ動作を繰り返し、その場に崩れ落ちた。
「……愛って……なんだろう……」
祐樹と一緒にいる時も、ふと牧田の事を思い出してしまう自分がいたし、
ピアスは……きっとあの湖に落としたのだろう……
仕方がないが……
できることなら、あそこに戻ってさがしたかった。
どんなに汚れたっていい。
どんなに時間がかかろうともさがし出したい。
そう思ってしまった。
でも私は祐樹を想った。
この人のものになりたいと……。
彼の言葉を待った。
でも、私は本当に好きなの?
愛しているの?

