こんなにも
張り裂けそうなくらい心臓が大きく感じ
それが細い体の中を
倍速で暴れているのだから……。
胸に二十日鼠でも住み込んだ様な感じだ。
そこから頭部へ
大量の血液が送られ
華子は自分の顔がひどく熱いのを感じ
いうことをきかない鼠を手で抑え込んだ。
滝瀬はほくそ笑みわざと快活に言った。
「……あら!
ごめんなさいね?
そんなに緊張しないでいいのよ?
ただー……」
彼女はまたバックに手を突っ込み、
続けた。
「とりあえずこれを見ておいて欲しくて」
片手に収まる程度の
黒っぽい皮素材のものを印籠の様に
出した。
予期せぬ事態。
思わず肩をびくつかせてしまった。
手帳だった。
「取り締まりをしているの」
滝瀬は今までで一番のにんまり顔を見せた。
張り裂けそうなくらい心臓が大きく感じ
それが細い体の中を
倍速で暴れているのだから……。
胸に二十日鼠でも住み込んだ様な感じだ。
そこから頭部へ
大量の血液が送られ
華子は自分の顔がひどく熱いのを感じ
いうことをきかない鼠を手で抑え込んだ。
滝瀬はほくそ笑みわざと快活に言った。
「……あら!
ごめんなさいね?
そんなに緊張しないでいいのよ?
ただー……」
彼女はまたバックに手を突っ込み、
続けた。
「とりあえずこれを見ておいて欲しくて」
片手に収まる程度の
黒っぽい皮素材のものを印籠の様に
出した。
予期せぬ事態。
思わず肩をびくつかせてしまった。
手帳だった。
「取り締まりをしているの」
滝瀬は今までで一番のにんまり顔を見せた。

