私に恋を教えてくれてありがとう【下】

目の前にはパスタとともに


便箋、ボールペン、


朱肉が置かれた。




滝瀬は薄いガマ口を

唇が裂けんばかりにんまりさせ

外の雨と同様

それらを華子に叩きつけ

どうもそれだけで満足気なようだ。


滝瀬はコーヒーカップから華子をのぞき見ながら

引き続き砂糖汁をすすった。



華子は自分の目が泳いでいないか

自信がなかった。