就業の時刻になり
挨拶をするために
師長をさがしていたが見当たらなかったので
代わりに残り番の看護師に挨拶をし着替えを済ませ
タイムカードを押しに事務の裏口へ向かった。
「あれ、佐藤さんそれなに??
なんだか重そうだね」
内科病棟の看護師で
多分45は過ぎているだろう
ストレートパーマをかけたボブが
逆に老けて見えている少々でっぷりした
滝瀬さんに声を掛けられ
正直ギクリとした。
師長に呼び止められたかと思ったのだ。
「佐藤さん??」
でっぷりした吹き出物が華子の顔を覗き込み我に還った。
電気が走ったように目を見開き、
あまりにも近い顔に退き気味で華子は遅れて答えた。
「あ……!
これですか?
さっき捨てられそうだったので
もらってみました
多分生き返ります」
滝瀬という人物は非常に特殊で
華子の中ではあまり関わりたくない人間のひとり。
一度外来の助っ人として1週間程下りてきていたのだが
その時皆地獄を見たのだ。
仕事はきちんとするのだが
あまりにもタカビーだ。
びしょびしょの雨がっぱを脱がずに
自宅で寛がれた気分にさせる
達人と言える。
もちろん長靴着用で泥は当たり前 に落とさない。
華子の心は土足厳禁。
でも、彼女は踏み込もうとする。
挨拶をするために
師長をさがしていたが見当たらなかったので
代わりに残り番の看護師に挨拶をし着替えを済ませ
タイムカードを押しに事務の裏口へ向かった。
「あれ、佐藤さんそれなに??
なんだか重そうだね」
内科病棟の看護師で
多分45は過ぎているだろう
ストレートパーマをかけたボブが
逆に老けて見えている少々でっぷりした
滝瀬さんに声を掛けられ
正直ギクリとした。
師長に呼び止められたかと思ったのだ。
「佐藤さん??」
でっぷりした吹き出物が華子の顔を覗き込み我に還った。
電気が走ったように目を見開き、
あまりにも近い顔に退き気味で華子は遅れて答えた。
「あ……!
これですか?
さっき捨てられそうだったので
もらってみました
多分生き返ります」
滝瀬という人物は非常に特殊で
華子の中ではあまり関わりたくない人間のひとり。
一度外来の助っ人として1週間程下りてきていたのだが
その時皆地獄を見たのだ。
仕事はきちんとするのだが
あまりにもタカビーだ。
びしょびしょの雨がっぱを脱がずに
自宅で寛がれた気分にさせる
達人と言える。
もちろん長靴着用で泥は当たり前 に落とさない。
華子の心は土足厳禁。
でも、彼女は踏み込もうとする。

