「えぇ、全くめんどくさいわ」 風間はそっぽを向く。 「だよなー。たまにはいつもと違う事でも起こんねーかなぁ…」 十町は大きな欠伸を一つした。 何気ない会話。 『馬鹿な事を言うな。 そんな事……… あるわけ無いだろう。』 十町が呟いた言葉に、 危うく同意しそうになった俺は、 きっと、 どうかしているのだろう。