「今日の放課後、臨時の生徒役員会があるらしいの。
これはその資料。さっき、宮路が渡していったわ。
十町、貴方もよ。」
「うわっ…またかよ…」
字のいっぱい詰め込まれたプリントをみるなり、十町は顔を歪ませた。
俺達は一応、生徒会役員である。
俺が、生徒会長。
十町が、副会長。
風間は、会計。
そして同じく三年の
宮路・佐伯・戸倉の六人で生徒会を作っている。
「仕方ないでしょ。
貴方、仮にも副会長でしょう?」
「だったら俺じゃなくて、優秀な千依様が副会長をやればよかったんじゃないですかー?」
「なっ…貴方って人は…」
『おい、十町もからかうな。風間も反論するな。
今日の生徒役員会は4時からだな?』

