そして、
また俺のケータイが
ポケットの中で震えた。
『……メール…
さっきと同じアドレスか……？』
ディスプレイに表示されたアドレスは、確かにさっきの気味悪いメールの送り主のものだ。
「はぁ？
またいたずらメールかよ？
でも今度は俺と風間には届いてねーぞ。」
十町は自分のケータイを開き確認するが、首を横に振る。
「…本当に…さっきの奴なの？
……ってゆうか、
なんて書いてあるのよ…？」
表情を変えない十町とは対称的に風間は怪訝そうな顔をして恐る恐る俺の手元を覗き込む。
本当はあまり見る気にはなれなかったが、
見たい見たいと十町と風間急かすので仕方なしに
届いた新着メールを開いた。
真っ黒い背景に白い文字。
そして、タイトルの所には確かに
―ルール説明―
と書いてあった。
