意地悪王子☆に囲まれて

「飛鳥」

咲が言い終わらないうちに、俺は抱きしめた
うれしすぎて・・・

「1回しか言わねえから、よく聞いとけ」

咲は、やや不安げに俺を上目遣いで見つめる

「うん・・・」

「俺は、咲のことが好きだ」


人生初めての告白だった
言えた
伝えれた
うれしかった

咲の目からは涙が溢れだしている

「なーに、泣いてんだよ」
そう言って俺は咲の柔らかいまぶたにキスを落とした

「うれしくて・・・」
泣きながら笑う咲
超かわいかった

「いつもの咲らしくねえな」

咲はニコッと満足げに微笑んだ

「これからも素直でいろよ」

そうして、俺たちは甘いキスをかわした