トントン、失礼しま~す

と、しなやかに入っていく飛鳥

失れーしまーす

いつものように必要以上に声を出さずに入っていく成美クン

そして

何がなんだかわからなくてキョドるアタシ

「なに、キョロキョロしてんだよ」

そう言って、アタシの腕をつかんだのは

飛鳥・・・じゃなくてー

成美クン・・・!!

だ・・った

その瞬間周りの視線はアタシと成美クンに!

「・・・」

みんな目を丸くして見てる

「・・愁が女に・・・話した・・・」

(ああ、愁って名前だったのか・・)

最初に口を開いたのは飛鳥だった

「・・・えっ?今現実だよね」

「ここ、日本だよね」

「これ、成美愁だよね」

ザワザワ・・・

ふと、成美クンを見ると

目線が飛鳥に・・・