「ありえね~」

信じらんない

「で、どうすんの?咲は?」

アタシは食べ終わったばかりのお弁当箱に箸を置いた(かなり強く)

「断る」

「・・・いや、でも・・・」

菜奈は困惑の表情を浮かべている

「断るったら断る」

「でもね~、全員決まっちゃったよ?」

「だから、代わりにやってもらう人を探す」

「え、ええ!?」

アタシの決意は固い

「無理だよ、咲」

後ろからの低い声

おそるおそる振り返ると・・・

「・・やっぱり・・・」

飛鳥だった・・・

「何でここに居るわけ?」

「いやいや、様子はどうかな~と思って?」

そうして、保健室のことを思い出す

カァ\\\\

「だ、大丈夫だって!」

「まだ熱ありそうだけど?」

コイツはドSだ

ニヤっといやらしい笑みを浮かべる

「・・・」

無言で飛鳥を睨んだ

「恐くないし」

そうして、極上のスマイル

計算しつくされたようなその表情

みんなはここでオトされるんだろうけど、アタシは絶対オチない