入学式で、俺は一人の少女に一目ぼれした

親友の愁がなかなか来ないから、体育館から出て、階段を上ろうとしていた時だ

キャラメルブラウンの綺麗な髪が上に見えた

急いでいるから、遅刻寸前の新入生ってヤツかな

走っていたから、顔はよく分からなかった

あっ、踏み外した

その子は今にも、倒れそうだ

体が自然に動いていた

彼女を俺は助けていた

いつもは、こけてから

「大丈夫?」

とか言って、手を差し伸べてやっていた俺だった

でも、彼女にはケガをして欲しくなかった

会ったこともないやつなのに・・・

助けたんだ

そして見ると、

彼女はとても、美しかった。

髪は細くて、綺麗だし、目は薄い茶色で、天使のようだった

しかも、腕や足は細くて、肌も、透き通っていた

俺は、彼女に興味をもったんだ

俺は、彼女がぶつかったように演技をした

俺が、助けてやったのではなく、彼女が俺に直撃してきただけと言った

もう、素の自分を出してしまっていた

彼女には・・・