「ピンポーン」

やっぱり来た

あーもう、出来るなら顔合わせたくないのに・・・

「咲~、イケメンの人が迎えに来てるわよ~」

お母さんの、ちょっと興奮気味な声が聞こえる

「は~い」

行きたくない・・・

でも

もう決めたことだから・・・

玄関に行くと

頬をほんのり赤くして、

「咲、こんないい彼氏が居たの?」

って言うお母さんと

昨日のことなど一切なかったような

爽やか(営業?)スマイルを仮面にしている

飛鳥が居た