この日から 麻衣は学校に 来なくなった・・・。 それは、 怪我でも、病気でもなかった。 私は、理解できなかった。 いきなり来なくなった親友の机に 放置された、学年通信。 そこには、麻衣の作文が学年で選ばれ、 印刷されていた。 私は、麻衣の作文の欄をマーカーで 囲んで、そっと机の中に入れた。 掃除の時間は、麻衣の椅子と机を 涙をこらえながら運んだ。 ・・・・それくらいしか できなかった・・・。