【完】絶対引力



「もしも…。」


「小夜っっ!?」

私が言い切る前に涼が大声で言った。

び、びっくりした…。


「もしもしっ?どこいんの!ちょっと小夜?聞いてるのっ?」


聞いてます聞いてます。

ひとまず話させて…。


涼の口からは次々と言葉が出てきて、私の答える時間さえない。


「あ、ちょっと、涼。聞いてるってばっ。」


「どこいんのっ?」


涼の勢いは止まず、正直怖い…。


「オ、オリーブ公園…。」


勢いに負かされて答える。


「今度こそ動かないでよ!」


「は、はい…。」