「お前の会いに行った女の子名前って、小夜…だよな…?」 そーっとゆっくりと話す優。 絶対に小夜のはずなのにもし違かったら…? なんていう不安が頭を過ぎる。 「なっ…お前…何で知ってんだよっ?」 良かった…。小夜だった。 向こうではきっと驚いた顔をしていると思う。 知らないはずの名前を優が口に出しているのだから…。 「今、いるんだよ。この島に。」 「はっ?何でっ!?嘘だろ…?」 予想以上に驚いてる様子の池上。 初めてこんな池ヶ谷を見たために面白くなって吹き出しそうになった。