【完】絶対引力


「そうだよ…?」


私がそう言うと涼は何か思い出したように言った。


「池上って池上!?あいつか…!優仲いいじゃん。」


「伊織の苗字しか知らなかったのかよ。」


はぁ、と呆れたように息を吐いた。

伊織を知ってるの…?

涼も…?

「…知ってるの?」


「知ってるも何もあいつ、超たら…。」


涼が何か言おうとしたとき優が手で口を塞いだ…?


「超たら…?」


私が繰り返すと優が、


「い、いや、伊織は超たらが好きなんだよっ。さ、魚の…。」