しかし、その一団はミツバチ達を全滅させる事はしなかった。


どうやら彼等の目的はミツバチ達を自分達の統治下に置く事で、ローヤルゼリーを効率的に入手しようとしているらしい。


抵抗するものは容赦なく殺害する一団に、あっさり門下に付くミツバチも少なくなかった。


その中で、ミツバチの自由を訴える者達が山に集まっている。


家付きのミツバチには別の事情もあるのだ。
彼等は人間の為に労働しており、比較的安全な生活を保証してもらっているのだ。

その生活が脅かされようとしている。