ちょうどそんな頃、東京は葛飾柴又の近くで生まれた、ハエ型うちゅうじん(人は彼のことを「隊長」と呼ぶ)が、少しづつ活動を始めていた。



※作者注
ここに詳しく書く訳にはいかないが、どうしても知りたい方は「うちゅうじん。」から順を追ってもらいたい。





別なところでは、朝の情報番組「ヌッキリ」のディレクターが、沖縄のスズメバチの被害に注目していた。


そのことが、やがてスパオオならずとも、日本の昆虫界に大きな激震を与えてしまうことになるとは、作者でさえ予想だにしていなかった。