うちゅうじん。[隊長………もんじゃのだし]


おまけのページ








目本テレビのビデオルーム










「こっ……これはっ?」


「スパオオとハエですよ。」


「どっ、どうしてこんな映像がっ!」


「休んでたら、こいつらがいたの。
それで撮ったの。」

「マジかよ!でもさ、コイツ ハエじゃなくね?ぱっと見ハエなんだけどさ~(笑)」









ビデオルームで、裕子ちゃんの撮った動画を見ているのは、ディレクターとどや顔の裕子ちゃん。


ここまで至近距離で、鮮明な画像はない。


そこには、驚くような姿が映っている。








Vサインをする、スパオオとハエ








裕子ちゃんがヨドバシカメラで散々値切った挙げ句、六回払いで買った、結構立派なデジタルカメラの性能はそれは素晴らしいものだった。





スズメバチの倍はあるスパオオの姿。
立派だというより、やっぱり怖い。






で、黒いハエ。



いや、漆黒のその姿は、触角がなく、右の中足に骨折を修理した跡があり、どこか金属質に見えている全身には無数の傷痕。

ハエにある(ハエだけじゃなく、昆虫全体にある)体毛がない。

新種のハエ?









いや、隊長は うちゅうじん。









人間には、まだまだ謎の多いうちゅうじん。なのである。











fin!