ミツバチとスパオオの戦闘から2日目、手持ち無沙汰な取材に少し疲れて、ドーナツと缶コーヒーを手に、ベンチに腰掛ける裕子ちゃん。




「ミツバチとスパオオの死骸ばかり………。ハエのはないんだな………。あのハエ、ミツバチの何なのかな………。パク………。もぐもぐ………。ゴク………。」



暖かいコーヒーを買ったのだが、すでにぬるくなっていて急に寒さを感じて、コーヒーとドーナツを隣りに置き、コートの襟を立てた。



そんな彼女の2メートル上空。






「まあ、ここらで一息入れようや。」


「ドーナツと缶コーヒーの匂いがしますね。」


「おお!いいじゃん!だけど、この姉ちゃん甘いコーヒー飲んでやがるなぁ(笑)ドーナツも太るのになぁ(笑)
ま、いいか!
ジェネシス、ちょっとあそこで休憩だな。」


「はい。あの缶コーヒーは飲んだこと無いです!」


「人工甘味料は結構きついぞ。びっくりするなよ。」







そう、確かに紛れも無く隊長とジェネシスは、彼女のそばにいるのであった。