南紀の海岸沿いの夕日が、今正に沈もうとしている。



先陣をきって、パシり1号が出かけようとした、その時!





あの男は帰って来た。





隊長である。





今日の事のあらましを、チョー適当に説明した後、声を一段と大きくして話した。



「スパオオは大きいし強い。しかし、俺達は小さいけどうちゅうじん。だ。俺達の能力で、負ける理由はない。パシり隊も社員達も、自信を持って、スパオオを叩き落としてくれ(笑)
で、ミツバチの諸君!
大変、申し訳ないのだが……………
地上に落ちたスパオオの、トドメを刺してもらいたい!
我々だけで解決するには、スパオオは強過ぎるのだ。
それに数も多い。
どこに来るかも、特定出来ない。
聞くところによると、サポート隊も支援してくれるとの事。
現場のミツバチ達とも協力して、我々をサポートしてもらいたい!
よろしくお願いします。

以上!

散開!」





すべての陣が、一斉に飛び出してゆく。


明日の明け方には、どこかでスパオオとの戦いが始まるのです。



今度こそ、最後の戦いにするべく………………