海岸沿いが、夕日に染まる頃、南紀白浜では作戦会議が行われていた。



本気で攻めて来ると思われていたスパオオが、この付近には現れなかった。



隊長の活躍を、この時点ではみんな知らない。



そのために、様々な憶測が生じた。



しかし、明日以後、攻めて来るスパオオには、十分な警戒が必要であるとの意見に、全員が納得し、今夜から、パシり隊と社員達は各地に分散して、ミツバチ達の指揮を執ることになった。



先日からスパオオ侵攻があり、混乱は避けられないはずだ。
しかし、ミツバチ連合の命運がかかっている。

出来るかぎりのことをするだけだ。



パシり隊と社員達の配置も決まり、サポートとして各地から有志として集まったミツバチ達も、同行することになった。