2・3日ほどの間に、蜂達の態勢はほとんど整っていた。



スパオオとしては今のところ、周りには積極的ではない。

偵察の報告で、ミツバチ達の警戒態勢が並外れであることは、わかっている。

もう少し援軍の態勢が整ってから、次の行動に移したいところだ。





ミツバチ側としては、大人しくしているスパオオが不気味で、警戒態勢を続けていた。

各地から交代制で、援軍を要請して二十四時間態勢で警戒をしている。

さらに、先を見越して中部方面にも、伝令を出して注意を呼びかけた。

これがきっかけで、虫の世界ではスパオオの存在と脅威が、日本中で知れ渡るのである。







※注意点
24時間と書いたが、実のところ蜂は夜行性ではなく、行動はしません。