熊本発の暴走スパオオの行動は、各方面に大きな影響を与えることになった。




九州は阿蘇のふもとのスパオオ本隊。


瀬戸内海に新たな前線が出来たことを受けて、島々に拠点を作るべく女王蜂を送る計画を実施した。



山口の達也。

瀬戸内海のスパオオ対策のために、警戒態勢を瀬戸内海まで延長。
島根のミツバチ達にも協力を要請して強化を図った。
同時に、広島に伝令。
スパオオ襲来の状況を伝えた。
スパオオを内陸部には入れてはいけないのだ。




徳島では………………




お祭り騒ぎが続いていた




スパオオ襲来、瀬戸内海侵攻の知らせは、さらに翌日の昼に聞かされた。
各方面からの援軍も、大至急帰ったが………

そんな中でも、愛媛の松太郎はしっかり仕事をしていた。
当日、海岸沿いのミツバチからの知らせで、スパオオ襲来を聞いた松太郎は、沿岸部に防衛線を張り、香川に伝令を出していた。
が、徳島のお祭りに出向いた者があまりにも多い為、沿岸部には多くを集めることが出来なかったのである。