3人終わって、私の右隣の子の番になった。


自己紹介を聞くと、2年前まで選手としてやっていたが、
ケガの為、本格的にスケートはできなくなってしまったらしい。


きっと、頑張ってやってきたのに、すごくつらかったんだろうな。


マネージャーになってほしいな……

って、何考えてるの!!
私!!!


ライバルじゃん!!


頭の中で自分自身にハリセン突っ込みを入れてると、
とうとうラストバッターである私の順番になった。


『有坂実莉です。
スケートは小学4年まで選手としてやってました。
姉が、スケーターとして活躍していました。
いつもそのマネージャーのようなことしていたので、、経験はあります。』


「じゃあ、あなたやっぱり。
有坂って、あの有坂香莉(アリサカカオリ)選手の妹?」

浜崎先輩が、早速突っ込んできた。


『はい。
香莉は、私の姉です。』