氷の上のプリンセス


中に入ると、教室3つ分ぐらいの会議に集められた。


たくさんのパイプ椅子と長机が折りたためられて、部屋の隅っこにかさねられているため、広々としていた。


「入部希望者の皆さん、こんにちは。
私は、フィギュアスケート部マネージャー3年の浜崎です。

これから、入部選定のための簡単なテストをしますので、よろしくお願いします。」


受付の人は、浜崎というらしい。


「まず、スケーター希望者は、
隣の冨田君が先にテストしてくれるので、一緒についていってください。
マネージャー希望の方は、
そのままお待ちください。」



案内の説明が終わると、冨田君と呼ばれた先輩の後をスケーター希望者がついて行く。


でも、
残った人数はさっきの半分。


しかも女子だけ。


どんだけマネージャー希望ばっかなのさぁ〜(泣)