『そうなの?
それは知らなかった。
でもどうにかなるでしょ。
アハハハハ♪』


呆れた顔のきなこ。


片手で頭を抱えながら、はぁ〜とため息をもらしている。


「この学校のテスト、かなり難しいんだよ。
部活なんかやってる暇ないよ。

ねぇ実莉ぃ。
あんた、結城先輩のファンだったの?」


『うーん…。
ファンって言うわけじゃないけど。
それと関係なく、入部してマネージャーしたいの。
もう、入部届け出しちゃったし。』


「マジで!!!?

やめておきなよぉ。今ならまだ間に合うからさぁ〜。」


きなこは、それから担任が教室に来て挨拶をしてる最中もゆ私に説得し続けたけれど、
一向に揺るがない私に、とうとうギブアップしてくれた。