「嘘なんかじゃない!俺は・・俺はお前のことが好きだ!」
桐の真剣なまなざし・・・
その瞳に吸い込まれそうなくらい・・・
私を、見つめてくる・・・
気のせいかな?・・桐の顔が赤いような・・・
「アリアッ!お前は?」
好き・・好きだよ・・・・
初めて会ったときから・・・
恋も知らない私が・・貴方に恋をしたんだもん・・・
――――初めての恋――――
「わっ。私は・・・・――――!」
私は、一瞬目を疑った・・・
だって・・
だって・・
桐の後ろに・・・
悪魔のように微笑んだ、
”舞”さんがいるんだもん・・・
どうしよう・・どうしよう!
答えていいのかな・・・
私も桐が好きって答えていいのかな・・・
許婚がいるのに・・・
どうすればいいの・・?!
その時・・・ミキの声が浮かんだ・・!
「アリアさぁ、うちの恋愛じゃないから余り言えないけど・・遠慮しなくて良いんよ!?もっと積極的になっていいんだからさぁ。ね?」
そうだっ!遠慮なんかしちゃ駄目だっ!!
「私も、桐が好き!!」
その時・・桐は一瞬驚いていたけど・・・
微笑んで私の元にきてくれた・・・・
「本当に?!アリアッ!俺たち両思いだなっ!」
「桐・・っあのね・・」
「ん?何?」
「う、後ろ・・ま、舞さんが・・・」
桐は、それでも笑ってる・・・きっと冗談だと思っているのだろう・・
「何言ってんの・・・―――ま、舞?!」
「クスッ、ごきげんよう・・・・桐様・・・」
また、悪魔のように微笑んで言った・・・
ゾクッ・・
寒気がした・・
これから嫌なことが来る様な気がして・・・・
でも、まさかその予感が・・・
あたるなんて・・・
思ってもいなかった・・・・


