私に恋を教えてくれてありがとう【上】

そらは仕事を終えてタイムカードを押し、

仕事仲間にさようならをしているところだった。





はやくこの引っかかったもやを淳一郎に相談したかった。





昼休憩を利用して会いに行こうと

思っていたのだが、




そらの仕事が長引いたために

やむなく先送りにしたのだ。





そらは携帯を見ながら階段を下りて行った。

淳一郎は一緒に帰ることができるとき、メールを入れてくれるのだが・・・・





入っていない。





出来れば今日は真っ直ぐ家に帰りたくはなかった。