私に恋を教えてくれてありがとう【上】


「ねぇ……私たちの子供には

 あなたの“葉”をもらったけど

 私の名前は入れてくれなかったわね?


 ……私は何だった??


 “満”と“愛”?

 満たされた?

 愛してた??」

夫人は首を振った。


「私が満たされて、私があなたを愛してた……

 それだけね……


 あなたには何にもしてあげられなかったのかしら……」