「そらちゃん。 お母さんはその箱を捨てられなかった。 なぜかはその中に全部こめられてる。 だから・・・・・」 母は淳一郎をベットの近くに寄せて言った。 「・・“そらと一緒にいることが出来るなら 医者をやめても、痛くもかゆくもない”彼と 一緒にそれを見てほしいの」 淳一郎はてのひらで顔をかくしながら呻いた。