「今日、あなたと会ってから、 この人ずーーっとこうよ」 ドアを開けながら、たばこ臭く、 ぼさぼさの頭の牧田夫人があらわれてそらに言った。 ぱっと、牧田から手を離した。 牧田夫人は苦虫を見ている顔だ。 「たばこ・・・外で吸われてたんですね」 重々しい口を切った。 「あぁ・・・わかる? ぼさぼさだものね・・・風が出てきて・・」