「んで、神崎だったらどうする~??」



「私だったら...諦めずにアピールするよっ!」



「そっか...! ありがとな」





優衣の恋は応援したい。
けど、陸也くんの恋は応援できない。



酷いよね...。







「優衣遅くね?」



「確かに...」



「んじゃ迎えに行くか~!」




嫌だ。
優衣のとこに行かないで。
私と一緒にいてよ。



そんなことも言えずに



「だね~」



心にも無いことを言う私。




「あれ~?購買ってここの階だっけ?」



「あ、うん。そーだよ」





陸也くんは購買を探している。
横を向くと『購買室』の文字。



な~んだあるじゃん!
あ!優衣もいるじゃん。



陸也くんをおいて1人で進む。








優衣の声が聞こえる。






「―~...かっこいいな~って...」





誰と話してるんだろう?
それとは別に、今かっこいいって言ってたよね?



優衣に近づいてみると、かっこいい先輩と話をしていた。





「...お前.........名前は?」



「ゆっ、ゆいです...」





名前まで教えちゃってる...
優衣の顔が赤い。






優衣の好きな人は陸也くんぢゃないの?






優衣の好きな人は陸也くんぢゃない??
それなら
陸也くんは私がもらう!




優衣には譲らないて決めたから。