[>姫紀




優衣が私と陸也くんをおいて購買へ行ってしまった。




「まったく、あいつはいつも突然だよな!」



「だ、だよね~!」




優衣が購買に行ってくれ嬉しい反面、
何を話せばいいのか分からない気持ちで早く帰ってきて欲しい
とゆう気持ちもあった。




「な~、神崎わさ~、好きな奴とかいる~?」



「へっ?何急に!!」



「俺さ~、好きな奴がいてさ、どうやったら振り向くかな~って...」






―――ズキンッ




知ってるよ。
陸也くんの好きな人、知ってる。



どうして私に相談してくるの?



私が優衣の友達だから?



それなら、優衣となんか友達やめたい。




振り向く?
優衣は陸也くんに振り向いてるぢゃん。
私には振り向いてくれないくせに...