「そーちゃん、お風呂はぁ!?」



庭で仁王立ちをしているちさとが、頬を膨らまして不満を露にする。


装備はスクール水着オンリー。


足元には子供用のビニールプール。


そしてその中には、風呂場から無理矢理引っ張ったホースと、

なみなみと張られていくぬるま湯。



この光景自体は、別に非難されるような事ではない。


当事者たちのプロフィールによって、ある一線を越えるか越えないかが決まるのだ。



スクール水着の女子高生を見守る17歳男子。



…うむ。

間違いなく一線を越えている。


なんといっても、変態さが犯罪級の響きである。



しかし、これは正当防衛的なイベントであって、下心があってこんな事をしているわけではない。

断じて。