そうしている間にも回りでみんなは騒いでいて。




(終わりだ…絶対明日、記事になる…)





そう確信した。






……いや、したくないけど。







「失礼しまーす。」



ってひとりで悶々と考えているうちに保健室に到着。




「誰もいないか。」




ベッドの上にわたしを降ろしてから。



「シップ…いや氷かな…」



ひとりでぶつぶつ言いながら棚をあさくりだす一ノ宮遙。




「あの…自分でできます。」



そう言ってみたけど。




「立てないのにどうやってするつもり??」




とやんわりと返されてしまった。




「っ………」




言い返せない私はおとなしくベッドの上に座って一ノ宮遙を見とくしかなかった。






……いやだったけど。