その後、あたしたちは学祭の打ち上げをすることになった。



場所は、思いきり騒げるということで、うちの大学になったらしい。


みんなお酒やらお菓子やらを持ち寄ってきた。



「それでは、学祭公演の成功を祝して、かんぱ~い!!!」



「「かんぱ~い!!!!」」



あたしは弱いからグラスに少ししか入れなかったけど、なんだかちょっと暑くなってきた気がする。



手でパタパタ仰いでいると、隣にいた茜が笑いながら話しかけてきた。



「何?もう酔っ払っちゃったの?」



「そ、そんなわけないじゃん。あたしだってまだまだいけるし。」



「そんなこと言って~。無理するとまた前みたいなことになっちゃうよ。」



「それは言わないで~!!」


せっかく忘れてたのにまた思い出しちゃったよ~。



茜のバカぁ。